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【脱原発】なゆのヒトリゴト 

反原発!脱原発! 卒原発!。。。電力は足りているのに何故原発は存在するのか!? 3月11日以降の原発情報を追う 原発はもういらないっ!

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【特別読み物 被災地で捕まった人たち 「震災後」裁判傍聴記】 

情報元 現代ビジネス 魚拓1 魚拓2 魚拓3 魚拓4 魚拓5 魚拓6

記事内容

被災者が被災者を襲う国---。海外メディアは日本人の礼儀正しさを賞賛したが、いま全国の法廷で、震災に便乗した犯罪の裁判が行われている。法廷で語られた「犯罪」から見えてきたのは---。

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こんな光景を前に、どうして悪事を企てるのか・・・・・

余裕で盗めるんじゃないスか

 大震災の発生から間もない3月下旬の夜。20~25歳の若い男6人組が部屋に集まっていた。ゲームやDVDなどを楽しんだりしてグダグダ過ごしているうち、そのうちの1人が「被災地で盗みをしているやつがいるらしい。余裕で盗めるんじゃないスか」「行くんなら行かないスか」と言い出した。
深夜3時。明かりが全く無い仙台市若林区の沿岸部に到着した6人は、懐中電灯を手に持ち、津波に遭っても辛うじて建っている2階建ての住宅に侵入。現金1万2000円のほか、液晶テレビ、スノーボード、『ワンピース』『スラムダンク』といった人気漫画など、中古品として転売しやすいものを狙って計約7万円相当の品々を盗んだのである。

 1階は完全に海水をかぶって使えなくなっており、住人たちはやむを得ず避難所生活を送っていた。残った家財道具をなんとか守りきろうと、主は週に何度か自宅へ戻り、扉や窓ガラスを喪失した壁の隙間に、ベニヤ板を釘で打ちつけて補強していた。

 被告人らはそのベニヤを引き剥がし、土足で踏みこんだのである。本件の被害者はわずか3週間足らずの間に、二重の苦しみを味わわされたことになる。

 犯人らの乗っていたクルマは、途中で警戒中のパトカーとすれ違っており、証拠隠滅のため、盗んだ品物のほとんどを車窓から投げ捨てた。まるでテレビゲーム感覚の犯行。

このうち、一番の年長者である男が住んでいた実家も、3月11日、津波で全壊していた。それをきっかけに家族はバラバラになり、彼は一人暮らしを始めていた。

 検察官から「だったらあなたが一番、被害者の気持ちがわかるんじゃないですか。一番年上なんだから、窃盗を止められた立場でしょう」と責められた男は、「正直、被害者のことは考えられなかった。一人暮らしの部屋に液晶テレビがあればいいという気持ちがあった。申し訳ないと思う」と答えるだけだった。

 大震災を克服するため、被災者同士で助け合い、日本中、そして海外からも様々な支援が集まった。しかし、被災者が被災者を襲うような犯罪は、確かに起きていた。それが被災地の現実だ。

「信じられないほど巨大な自然災害に遭ったのに、略奪犯罪ひとつ起きていない」

「他人と協力し合いながら、柔軟に危機を乗り切ろうとする態度は素晴らしい」

 海外の各メディアは、日本人の震災対応を手放しに称え、惜しみない賛辞を送ってくれた。こうした指摘は大きく間違っているわけではないが、実は日本でも被災地を舞台にした犯罪は数多く起きていた。

 そうした被災者を食い物にする「陰湿な犯罪」の実態について、少しでも法廷で知るために、私は東北地方の裁判所へ足を運ぶことに決めた。仙台市だけでも、震災以降に9回訪れている。

「電線窃盗」に「義援金詐欺

 今年7月中旬には、仙台地方裁判所である「電線窃盗団」の裁判を傍聴した。弁護人の背後に付いて、法廷の扉から姿を見せた2人の男は、ワイシャツにスラックスという、かしこまった服装。被告人席である長いすに座り、自らの裁判が始まるのを落ち着かない様子で待っている。

 しばらくして、別の入り口から看守に付き添われ、手錠をかけられ腰縄に繋がれて現れたイカツイ男。御年66歳とは思えぬ眼光の鋭さ。今回の「電線窃盗団」のリーダー格は、なぜかピンク色の可愛らしいミッキーマウスTシャツを身にまとい、傍聴席をわずかに睨み付けるように一瞥しながら、ゆったりした大股で、「子分」2人の横まで進み、腰かけた。

 宮城県石巻市の沿岸部で、大津波によって無残に押し倒された電柱から、送電線を山ほど切り取って、軽トラの荷台に積み込んだという窃盗事件。震災復興で金属材料の需要が全体的に増えると見込まれていて、銅も値上がりしている。盗んだ銅線を廃品回収業者へ転売して儲けるのが彼らの目的だった。

 犯行当時、彼らはジャージやレインコートなどを着ていた。いかにも被災地の清掃をしている震災ボランティアであるかのように装って、警察の目をごまかすためだった。

しかし、早朝5時前という犯行時刻は、ボランティア活動を行う時間帯としては早すぎた。かえってパトロール中の警官の目に奇異に映ったようで、3人は現行犯逮捕。他人がほとんど出歩かない早朝に、コソコソ盗んだため、御用となった。

「散らかった被災地を片付けているんだから、少しは警察も大目に見てくれると思っていた」と、大震災当日に還暦を迎えた「子分」の1人は、いい歳をして甘い認識を述べた。

 このたびの大震災では被災3県で約2万人といわれる人命が失われたが、そのうち約4分の1は石巻市での犠牲だ。後日、主犯格の男には、懲役4年の実刑という厳しい判決が言いわたされた。というのも、過去に前科が22犯もあったためである。いい加減にしろ。

「仙台市若林区の被災者です。着るものも家も何もかも無くなりました。救援物資も届きません。心優しい人、よろしくお願いします」

 インターネット上の東日本大震災特設掲示板に、ある都市銀行の口座番号を添えて書き込まれた文章である。

 今年3月18日ごろのことだった。ただ、口座番号以外はすべてウソ。つまり義援金詐欺の書き込みだ。

 津波の被災者を装ったこの書き込みは、のべ4万人以上が閲覧したとみられ、激励のコメントも全国各地から寄せられた。だが、騙されて義援金を振り込んだ人はゼロ。しかも口座名義が男の本名だったという、ほとんど作戦が練られていない稚拙な犯行だったので、あっさり捕まった。

 ちょうど「大震災につけこんだ詐欺に注意!」と、世間で盛んに呼びかけられていた時期だった。看守2人に連れられ、手錠・腰縄に繋がれた姿で法廷に現れた45歳の男。薄っぺらい犯行には似合わぬガッシリとした体格でスッキリ短髪。あろうことか今回の被災県である宮城の出身だという。犯行当時は都内の工事現場で作業員をしていた。

 ネット掲示板へのウソ書き込みは、仕事の昼食休憩中、誰にも見つからないよう作業車の中にこもり、ケータイをカチャカチャいじって実行したのだという。

 しかも月収は約25万円あり、決しておカネに困っていたわけではなかった。掲示板でほかに似たような文面を見かけて、「『これで本当におカネが入るのかな』という軽い気持ち」だったと、被告人は犯行の動機を話した。

震災ボランティアで情状酌量

 山形県鶴岡市。震災の被害が少なかった東北地方の日本海側でも、朝から簡易裁判所で「義援金泥棒」の裁判が行われていた。傍聴席には地元の記者も多数つめかけ、注目度の高さが窺えた。

 被告人が法廷へ入ってきた。グレーのポロシャツに薄青いケミカルウォッシュのジーンズという地味な服装。無職。その表情には覇気が感じられない。まるで約10年前の、司法浪人末期の自分の姿を見ているようで、傍聴席の私まで少し息苦しくなった。

 市内のスーパーやコンビニのレジ前に置かれた義援金箱を連続して、計約4万円以上を盗んだ男。裁判で起訴されているのは3件だったが、取り調べで10件近くの余罪を自供している。

 レジ店員に話しかけ、売り場にない商品をバックヤードから持ってこさせ、その隙に犯行に及ぶという手口。防犯のためにワイヤーで繋がれた義援金箱は、用意していたニッパーでワイヤーを切断して盗んだ。

 被告人は某国立大学を卒業してから、地元の信用金庫に勤めていたという。せっかく歩み始めた着実な人生を捨てて、2年ほどで辞め、それから職を転々とし、50代を迎えた現在は働かず、年老いた母親と2人暮らしをしている。「会社を3年で辞める若者」は、今に始まった話じゃない。

 普段は図書館で借りた本を書き写すなどの生活をしていたようだが、年金暮らしの母親は「本当は、自分ひとり食べるのが精一杯。ここで生まれ変わって頑張ってほしい」と、率直な気持ちを法廷でぶつけていた。

「おカネに困っていた」という点が、今回の被告人の犯行動機だが、義援金ばかりを盗んだことについては「義援金は、うわべだけで偽善っぽい、嘘っぽい感じがしていた」と説明。被災地へのボランティアにも「行こうと思っていた」そうだ。行ってないのかよ。

 義援金は嘘っぽい、などと偉そうに言うぐらいなら、少なくとも実際に現地へ行って、ガレキ撤去や炊き出しなどで汗を流してほしかった。自分の稼いだおカネを困っている人のために寄付するということは、それなりに身を削る行動なのである。

「義援金は、全国一丸となって被災者を助けようとする、数多くの人々の思いが詰まったおカネだ」と検事から説得された末、最後には「自分のやったことは非常に悪質だった」との反省の弁を述べた。

 震災前にアルバイト先の売上金(約350万円)を盗んでいながら、震災後はボランティア活動をしていたという窃盗犯の裁判を見届けるため、群馬の前橋地方裁判所へも向かった。このボランティアも「偽善」だったのだろうか。

 地元の公立大学を休学中だという21歳の女。経理責任者の隙を見て持ち出した350万円をすぐに預金し、東北地方から避難してきた被災者の身の回りの世話をするボランティアをしているうち、5月に窃盗の容疑者として捕まった。

 まったく手をつけずに口座に残っていた350万円について、取り調べでは最初「男の人からプレゼントされた」と説明し、罪を認めなかった被告人。地味な印象だけれど目鼻立ちが整っていて、姿勢もよく、しゃべりも明瞭なので、それなりに魅力的な感じも受ける。「男からのプレゼント」と言われれば、信じそうになった警官もいたかもしれない。だが、のちに「大学へ復学する資金がほしかった」と自供を始め、窃盗の動機を説明した。

350万円を盗んだ後の震災ボランティア活動については、「自分で決めたわけではなく、お願いされて流れで始めた」ということだった。他人のために尽くすことで、自分のやってしまった過ちを少しでも和らげたいと、奉仕活動にすがりつく考えもあったのかもしれない。被告人は多くを語らず「今後は大学を出て、人の役に立つ仕事をしたい」と述べるにとどまった。

 このように、犯行の後に「震災ボランティアをしていた」「募金活動をしていた」などとアピール、情状酌量を狙う弁護人や被告が、各地の法廷で見受けられた。もちろん、真剣に反省して正面から活動に取り組んでいる人もいたが、ほとんどは、「半日ぐらい行っただけ」とか「職場に募金箱を置いただけ」など、なんとも中途半端な印象だ。

余震が怖くて覚醒剤を使用?

 また東日本大震災を自分の犯行の「言い訳」にしてしまう悲しい男もいた。

 今年4月初旬、「まもなく首都圏を大余震が襲う」という噂を知人から耳にした男は不安になり、いざ余震が来たときにはいつでも避難できるよう、夜通し起きていたいと思った。そこで彼が眠気覚ましに選んだのが、覚醒剤の水溶液若干量を身体に注射する、というもの。

 おかげで眠気は襲ってこなかった。しかし、余震も襲ってこない。彼は深夜、歌舞伎町付近を徘徊しているうち、その様子を不審に思った警察官からの職務質問を受けるに至った。だが、覚醒剤使用の証拠となる尿の提出を拒み続けたため、警察は強制採尿という特殊な手続きに移ることにもなった。手足を押さえつけて抵抗を抑止し、尿道にカテーテルを繋ぎ、本人の意思に関係なく体内から尿を取り出す最終手段である。

 この男は、以前から事あるごとに覚醒剤で検挙されていたので「余震が怖くて使った」という弁解も、本当なのかどうかが疑われた。

「あなたが覚醒剤を使うときは、一回一回、何らかの特別な理由があるんですか」

 ベテラン判事からの素朴かつ的確なツッコミに、被告人は案の定、答えをノドに詰まらせていた。自分の意思が強いとか弱いなどは関係なく、使いたいから使ってしまうのが、こうした依存性違法薬物の恐ろしさなのである。

 福島第一原発の事故に付け込んだ犯罪も各地で起こっている。

 都内のある健康食品会社は、取り扱う商品のうち、最もヨウ素含有量が高いものを「放射能汚染を防ぐ究極のデトックス」だとアピールし、震災後、1ヵ月間で約400万円を売り上げた。

 だが、単なる飲食品を何らかの疾患の治療に効果があると謳うことは、薬事法で禁止されている。しかも、問題の健康食品に、内部被曝を防ぐほどの効果は期待できないとの鑑定結果も出た。

内部被曝に効くというデタラメを提案したのは営業担当者の男だったが、社長と専務の夫妻もその提案に承諾をした立場であるため、この3人が起訴された。

 特に年配の女専務が着ている黒いサテン地のギラギラ光沢スーツ、そしてピンクのバラ造花があしらわれた真っ白なバッグが、厳かな法廷で異様なオーラをまぶしく放つ。

 宣伝広告を見た会員のひとりから、本当に子供の内部被曝に効くのか、しっかり効果を確かめたのかと、電話でクレームが入ったという。だが、「若い女性がヒステリックに叫んでいるだけだったので」、このクレームを黙殺して、違法な宣伝を続けた。

 自分たちの罪を棚に上げ、健康に関する客の疑問を無視するような会社に、はたして他人の健康を扱う資格はあるだろうか。

 このほか、放射能不安に乗じてミネラルウォーターのボトルに水道水を入れて販売した業者の事件、震災ボランティアを現地へ運ぶバス業者の選定にあたって「よそのバスを選んだら、そのバスを取り囲む」と脅した男の事件、深夜の避難所でボランティアの10代少女を襲った男の事件などについても、審理が予定されている。

 地震・台風・火山噴火・豪雪など、我々は多くの自然災害を克服すべき宿命を背負った国に住む。大震災に付け込む犯罪は、誰にとっても他人事とはいえまい。

 これからも全国の裁判所を飛び回って取材を続けながら、震災に付け込み復興に水を差す犯罪者連中の言い訳に、クギを刺していきたい。
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category: 原発情報

tag: 被災地  盗難  義捐金  詐欺  ボランティア 
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