中日新聞
魚拓
「ミサイルは1分以上飛翔し洋上に落下」…田中防衛相
【ソウル共同】韓国国防省筋は13日、共同通信に対し、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを明らかにした。
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田中直紀防衛相は13日の記者会見で、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射について「1分以上飛翔し、洋上に落下したもようだ」とし、日本領域への影響は一切ないと述べた。
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【ワシントン共同】米CNNテレビによると、米政府高官は北朝鮮のミサイル発射は失敗したと述べた。米当局者の情報として、北朝鮮の弾道ミサイルは発射後にバラバラになったとみられると報じた。
北朝鮮が「ミサイル」発射 米政府当局者は「失敗」2012年4月13日8時35分

米デジタルグローブ社が3月30日に撮影した、北朝鮮の北西部・平安北道の東倉里(トンチャンリ)のミサイル発射基地の様子。機体の一部が基地内の発射台に移動させている様子がうかがえる=AFP時事

米ジオアイ社が公開した東倉里のミサイル発射施設の衛星写真。3月31日に撮影された=AP
北朝鮮は13日午前7時39分ごろ、北西部の平安北道(ピョンアンブクト)・東倉里(トンチャンリ)の「西海衛星発射場」から長距離弾道ミサイルとみられる機体を発射した。韓国国防省などが発表した。米ABCテレビによると、米政府当局者は「ミサイルは海に落ちたものとみられる」と語り、失敗だったとの見方を示した。
北朝鮮は12日から16日の間に「人工衛星を打ち上げる」と予告。日米韓などは、事実上のミサイル発射実験だとして強く中止を求めていた。

北朝鮮北西部・東倉里で8日、発射台に設置された長距離弾道ミサイル。国旗と「銀河3」の文字が見える=AP

北朝鮮の通報にもとづく落下予想海域
“発射後数個にわかれた模様”
北朝鮮が人工衛星としている事実上のミサイルについて、日本政府の情報を伝えるEmネットは午前8時24分現在の防衛省の情報として、「午前7時40分ごろ、アメリカの早期警戒衛星が発射の情報を確認した。発射場所は、北朝鮮の西岸で、発射方向は南、発射数は不明。発射されたものは発射のあと、数個にわかれた模様。日本への飛来は確認していない」という内容のメモを午前8時36分に配信しました。
NHK
魚拓
官房長官 引き続き情報収集
4月13日 8時59分
藤村官房長官は、緊急の記者会見で、「午前7時40分ごろ、北朝鮮から何らかの飛しょう体が発射されたとの情報が入った。詳細は分析中だが、飛しょう体は1分以上飛び、洋上に落下したもようだ。落下物などのわが国への影響は一切ない。国民は、冷静に、平常どおりの業務についてもらうようお願いする。政府としては、引き続き、情報収集に当たり、分析に努める。今後、情報があれば直ちに発表する。8時40分から安全保障会議を開く」と述べました。
NHK
魚拓
官房長官 “わが国への影響なし”
4月13日 8時59分
藤村官房長官は、緊急の記者会見で、「午前7時40分ごろ、北朝鮮から何らかの飛しょう体が発射されたとの情報が入った。詳細は分析中だが、飛しょう体は1分以上飛び、洋上に落下したもようだ。落下物などのわが国への影響は一切ない。国民は、冷静に、平常どおりの業務についてもらうようお願いする。政府としては、引き続き、情報収集に当たり、分析に努める。今後、情報があれば直ちに発表する。8時40分から安全保障会議を開く」と述べました。
NHK
魚拓
“みずから爆破指令可能性も”
4月13日 9時10分
ロケット工学に詳しい九州大学の八坂哲雄名誉教授は、「1分以上飛行して洋上に落下したということは、1段目のエンジンの付近で何らかのトラブルが起きたとみられる。その結果、機体が爆発したか、予定のコースを外れたために、北朝鮮がみずから爆破の指令を出した可能性もある。今回はこれまでよりも難しい打ち上げで、性能を向上させようと、設計で無理をした可能性もある」と指摘しています。
NHK
魚拓
米メディア一斉に“発射失敗”
4月13日 9時6分
北朝鮮が人工衛星としている事実上のミサイルについて、アメリカメディア各社は政府当局者の情報として「発射は失敗したとみられる」と一斉に伝えています。
アメリカのABCテレビは、アメリカ政府当局者の話として、「現地時間の午前7時39分に発射されたもようだが、その81秒後に、想定されていた以上の大きな炎が上がり、10分後には複数のレーダーで探知することができなくなった」として打ち上げは失敗したと伝えました。
また、CNNテレビも、アメリカ政府高官の話として「北朝鮮が人工衛星としている事実上のミサイルが打ち上げられ、発射台からは離れたものの、その後空中で爆発してばらばらになり、打ち上げは失敗に終わったとみられる」と伝えました。
このほかのメディアも一斉に「打ち上げは失敗したとみられる」と速報で伝えています。
これまでのところ、アメリカ政府は公式なコメントを発表していませんが、アメリカでは発射は失敗したとの見方が広がっています。
NHK
魚拓
北ミサイル、4個に分解1分飛行し落下…防衛省
北朝鮮が発射予告をしていた長距離弾道ミサイルについて、田中防衛相は13日午前8時24分ごろ、防衛省内で記者会見し、「7時40分ごろ、北朝鮮から何らかの飛翔体が発射されたとの情報を得た。飛翔体は1分以上飛行し、洋上に落下した模様であります。我が国領域への影響は一切ありません」と話した。
また防衛省幹部は「失敗ではないか」と語った。
防衛省などによると、ミサイルは北朝鮮北西部の東倉里
トンチャンリ
から南方向に発射された後、4個に分かれ、1分以上飛行して、朝鮮半島西側の黄海に落ちたとみられる。上空120キロ・メートルまで上昇した。米軍の早期警戒衛星や自衛隊のレーダーなどの情報をもとに、日本政府が発表した。発射したミサイルの数は不明。
(2012年4月13日09時10分 読売新聞)
北朝鮮による過去のミサイル発射実験

北朝鮮が保有するミサイル

金正日総書記の家系図

「軌道に乗らず失敗」北朝鮮認める
4月13日 12時25分


北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、13日正午すぎに臨時ニュースを放送し、「人工衛星『クァンミョンソン3号』を午前7時38分すぎに打ち上げた。衛星を軌道に乗せることは成功しなかった。科学者、技術者、専門家たちが現在、失敗の原因を調べている」と伝えました。
NHK
魚拓
北朝鮮、海外メディアに「人工衛星」打ち上げ施設を公開
http://youtu.be/xb23UGiN6LAミサイル 10個前後に分かれ落下か
4月13日 10時49分
北朝鮮が人工衛星としている事実上のミサイルが、13日午前7時40分ごろ、北朝鮮から発射されました。
発射されたものは、上空で少なくとも10個前後に分かれて朝鮮半島西側の黄海付近に落下したとみられ、防衛省によりますと、日本の領土・領海への影響はないということです。
防衛省によりますと、13日午前7時40分ごろ、アメリカの早期警戒衛星が発射の情報を確認しました。
発射場所は、北朝鮮の西岸で、南に向けて発射され、1分以上飛行したということです。
防衛省の関係者によりますと、発射されたものは、上空およそ40万フィート(およそ120キロメートル)まで上昇し、その後、少なくとも10個前後に分かれて朝鮮半島西側の黄海付近などに落下したとみられるということです。
これらが日本に飛来したことは確認されておらず、防衛省によりますと、日本の領土・領海への影響はないということです。
また、警察庁や総務省消防庁によりますと、13日の発射に伴う被害の情報はないということです。
防衛省は、アメリカ軍から提供された情報や各地に展開させたイージス艦などが捉えた情報を基に、13日に発射されたものの航跡などをさらに詳しく分析しています。
藤村官房長官は、午前8時35分から総理大臣官邸で緊急の記者会見を行い、「詳細は分析中だが、飛しょう体は1分以上飛び、洋上に落下したもようだ。落下物などのわが国への影響は一切ない。国民は、冷静に、平常どおりの業務に就いてもらうようお願いする」と呼びかけたうえで、「政府としては、引き続き情報収集に当たり、分析に努める」と述べました。
そして、政府は、午前8時40分すぎから午前9時すぎまで、野田総理大臣や田中防衛大臣ら関係閣僚が出席して、総理大臣官邸で安全保障会議を開きました。
政府関係者によりますと、会議では、北朝鮮が人工衛星としている事実上のミサイルの発射は失敗し、1段目のロケットを切り離し、2段目のロケットに点火した際に爆発したもようだといったことなどが報告されたということです。
そして、会議では、北朝鮮が発射を強行したことから、これを非難する声明と国連安保理での決議を検討していくことになったということです。
また野田総理大臣は、安全保障会議で、関係省庁は、引き続き緊張感をもって情報収集に努めること、国民への情報提供に全力を尽くすこと、それに、関係国との連携強化を図ることの3つを指示しました。
NHK
魚拓
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